“欝葱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うっそう80.0%
うつさう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるいた道程みちのりは一あまりでございましょうか、やがて一つの奥深おくふか入江いりえ𢌞まわり、二つ三つ松原まつばらをくぐりますと、そこは欝葱うっそうたる森蔭もりかげじんまりとせる別天地べってんち
雨中田植を見る 六月十六日午前五時に非常に雨の降る中をおかして出立しゅったつして、欝葱うっそうたる林の坂道を下ること十三哩にしてリンタムに着きましてそこに宿ったです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
高浜の海岸に今一つ樹木欝葱うつさうたるもつと大きい島がある。岩礁の裾に一つ穴が明いて居て赭土色の禿頭の上へ捻つた枝の松をかうがいのやうに挿してる。
坊つちやん「遺蹟めぐり」 (新字旧仮名) / 岡本一平(著)