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極内
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ごくない
ふりがな文庫
“
極内
(
ごくない
)” の例文
商売をしていると儲かれば景気がつくし、損をすれば自棄になるし、仕方がないさ。自然
極内
(
ごくない
)
で高級の方へも足を踏み込む
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
向こう地の土手下の茶屋で、
極内
(
ごくない
)
でドブロクを飲ませてくれる家がある。黙って奥へはいって、しばらく休んでいると、ドンブリ鉢で持ってきてくれた。
江戸前の釣り
(新字新仮名)
/
三遊亭金馬
(著)
「……よしよし、では入ってやるが、だが、ひょろ松、くどいようだが、叔父の禿げあたまには
極内
(
ごくない
)
だぞ」
顎十郎捕物帳:07 紙凧
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
ただ一つの心配は己が預かりの帳面に筆の働きをもって
極内
(
ごくない
)
の仕事を行なわんとするの一事のみ。
学問のすすめ
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
これはお前さんだけに
極内
(
ごくない
)
でお話し申すが、実は八幡様から盗み出して来たのです。
半七捕物帳:50 正雪の絵馬
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
黒塗り
真円
(
まんまる
)
な大円卓を、ぐるりと輪形に陣取って、清正公には
極内
(
ごくない
)
だけれども、これを蛇の目の陣と
称
(
とな
)
え、すきを取って平らげること、
焼山越
(
やけやまごえ
)
の
蠎蛇
(
うわばみ
)
の比にあらず、朝鮮
蔚山
(
うるさん
)
の敵軍へ
灯明之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
先
(
まず
)
は月
幾分
(
いくぶ
)
の利金を捨てる位のもので大した損はあるまいと立派にバランスを取って見た上、さて表立っての落籍なぞは世間の聞えを
憚
(
はばか
)
るからと待合の
内儀
(
ないぎ
)
にも
極内
(
ごくない
)
で、万事当人同志の対談に
夏すがた
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「じゃあ先生にだけ話しますけれど、
極内
(
ごくない
)
にしていておくんなさいね」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
何うか聞かせて呉れたまえ
極内
(
ごくない
)
で
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
「
叱
(
し
)
ッ、
極内
(
ごくない
)
だ」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
内証だ、嬢的にゃ
極内
(
ごくない
)
だがね。
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“極内”の意味
《名詞》
極めて内密なさま。
(出典:Wiktionary)
極
常用漢字
小4
部首:⽊
12画
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
“極”で始まる語句
極
極楽
極意
極々
極印
極彩色
極道
極端
極月
極度