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椿
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ちん
ふりがな文庫
“
椿
(
ちん
)” の例文
このチャンチンの
椿
(
ちん
)
は落葉喬木で大なる羽状葉を有し梢に穂を成して淡緑色の細花を綴り、ツバキとは似ても似つかぬ樹なのである。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
孝孺の学徳
漸
(
ようや
)
く高くして、太祖の第十一子
蜀王
(
しょくおう
)
椿
(
ちん
)
、孝孺を
聘
(
へい
)
して世子の
傅
(
ふ
)
となし、尊ぶに
殊礼
(
しゅれい
)
を
以
(
もっ
)
てす。王の孝孺に
賜
(
たま
)
うの書に、余一日見ざれば三秋の如き有りの語あり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
この樹の名の
椿
(
ちん
)
の字をツバキの和字の
椿
(
つばき
)
の字と同一にて視てツバキの方の椿をもチンと発音しているのは、とても間違いの甚だしいものである。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
藩に就くに及ばず、第十子
檀
(
たん
)
を生れて二月にして
魯
(
ろ
)
王とし、十六歳にして藩に
兗州府
(
えんしゅうふ
)
に就かしめ、第十一子
椿
(
ちん
)
を封じて
蜀
(
しょく
)
王とし、
成都
(
せいと
)
に
居
(
お
)
き、第十二子
柏
(
はく
)
を
湘
(
しょう
)
王とし、
荊州府
(
けいしゅうふ
)
に居き
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
この
樗
(
ちょ
)
の方の嫩葉は臭くて普通には食用にしないが
椿
(
ちん
)
の方はそれ程でなくまずまず香気があってその嫩葉が食用になる。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
“椿(ツバキ)”の解説
ツバキ(椿、海柘榴)日本において広く見られる野生の「ツバキ」はヤブツバキであり、植物学上はこの名で呼ばれる。ただし、標準和名としてツバキの名を採用した例もある(北村・村田(1979))。またはヤブツバキ(藪椿、学名: Camellia japonica)は、ツバキ科ツバキ属の常緑樹。照葉樹林の代表的な樹木。花が観賞されて庭などに植えられるほか、薬用や食用にもなる。
(出典:Wikipedia)
椿
漢検準1級
部首:⽊
13画
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