ざを)” の例文
見ると兩國橋の、東西兩方の橋詰から、一杯に灯を積んだ船が二艘、この邊の中心點を目がけて、長ざをで橋の下を叩きながら、靜かに、靜かに進んで來るのです。
かささゝへて、ほしざをにかけたまゝ、ふら/\とちうおよいだ。……このなかでも可笑をかしことがある。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ことばの海のみなれざを
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)