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朱墨
ふりがな文庫
“朱墨”の読み方と例文
読み方
割合
しゅずみ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しゅずみ
(逆引き)
彼は好い気になって、書記の
硯箱
(
すずりばこ
)
の中にある
朱墨
(
しゅずみ
)
を
弄
(
いじ
)
ったり、小刀の
鞘
(
さや
)
を払って見たり、
他
(
ひと
)
に
蒼蠅
(
うるさ
)
がられるような
悪戯
(
いたずら
)
を続けざまにした。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それは、
朱墨
(
しゅずみ
)
を
卸
(
お
)
ろす
丸硯
(
まるすずり
)
だった。萩の
簀戸
(
すど
)
を突き破った硯は、
箪笥
(
たんす
)
にぶつかって、彼女の坐っている側に
躍
(
おど
)
った。
夕顔の門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
母「かやや、
其処
(
そこ
)
に
硯
(
すゞり
)
があるから
朱墨
(
しゅずみ
)
を濃く
磨
(
す
)
って下さい、そうして
木綿針
(
もめんばり
)
の太いのを三十本ばかり持って
来
(
き
)
な」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
朱墨(しゅずみ)の例文をもっと
(4作品)
見る
“朱墨”の意味
《名詞》
朱と墨。文章の推敲や添削。
朱色の墨。
(出典:Wiktionary)
朱
常用漢字
中学
部首:⽊
6画
墨
常用漢字
中学
部首:⼟
14画
“朱”で始まる語句
朱
朱塗
朱雀
朱鞘
朱鷺色
朱実
朱欒
朱羅宇
朱総
朱泥
“朱墨”のふりがなが多い著者
三遊亭円朝
長谷川時雨
夏目漱石
吉川英治