書翰しよかん)” の例文
配り新規召抱の家來へも夫々役割やくわり申付用意も荒増あらましに屆きたれば愈々明日の出立と相定め伊賀亮常樂院等の連名れんめいにて大膳方へ書翰しよかん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
高田の俳友はいいう楓石子ふうせきしよりの書翰しよかんに(天保五年の仲冬)雪竿を見れば当地の雪此せつ一丈にあまれりといひきたれり。
予は今なほ之れを心上に反覆再現し得ると共に、倍〻ます/\其の超越的偉大に驚き、倍〻其の不動の真理なるを確めつゝあり。左に掲ぐるは、当時の光景を略叙してさる友に書き送れる書翰しよかんの大旨なり。
予が見神の実験 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)
晶子への書翰しよかん
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
これらのをなほ多くあつめ文をそへさせ私筆にてれい絵本ゑほんとなし候はゞ、其しよ雪の霏々ひゝたるがごとく諸国しよこくふらさん事筆下ひつかりといはれたる書翰しよかん、今猶牧之ぼくし書笈しよきふにをさめあり。