“日樣（ひさま）” の例文
新字：日様
「まあ……堪（たま）らない。貴方（あなた）、此方（こちら）を見（み）て居（ゐ）ます……お日樣（ひさま）に向（む）いた所爲（せゐ）か、爛（たゞ）れて剥（む）けたやうに眞赤（まつか）に成（な）つて……」
艶書 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
「さあ、なければないのが不思議（ふしぎ）なのです。おやおやお日樣（ひさま）も山（やま）がけへ隠（かく）れた。ではお早（はや）くおしまひになさいまし」
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) ／ 山村暮鳥(著)
朝のお日樣（ひさま）のようににこやかに來て
古事記：03 現代語訳　古事記 (旧字新仮名) ／ 太安万侶、稗田阿礼(著)