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旅馴
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たびな
ふりがな文庫
“
旅馴
(
たびな
)” の例文
まだ
方角
(
はうがく
)
も
確
(
たしか
)
でない。
旅馴
(
たびな
)
れた
身
(
み
)
は
野宿
(
のじゆく
)
の
覺悟
(
かくご
)
で、
幽
(
かすか
)
に
黒雲
(
くろくも
)
の
如
(
ごと
)
き
低
(
ひく
)
い
山
(
やま
)
が
四方
(
しはう
)
を
包
(
つゝ
)
んだ、
灰
(
はひ
)
のやうな
渺茫
(
べうばう
)
たる
荒野
(
あらの
)
を
足
(
あし
)
にまかせて
辿
(
たど
)
ること
二里
(
にり
)
ばかり。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
けれども、
雨漏
(
あまもり
)
にも
旅馴
(
たびな
)
れた僧は、押黙って
小止
(
おやみ
)
を待とうと思ったが、ますます雫は繁くなって、掻巻の裾あたりは、びしょびしょ、
刎上
(
はねあが
)
って
繁吹
(
しぶき
)
が立ちそう。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
旅
常用漢字
小3
部首:⽅
10画
馴
漢検準1級
部首:⾺
13画
“旅”で始まる語句
旅
旅籠
旅籠屋
旅人
旅宿
旅行
旅館
旅商人
旅立
旅舎