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数千
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すせん
ふりがな文庫
“
数千
(
すせん
)” の例文
その作りやうは白紙と色かみとを数百枚つきあはせたるを細き
幣束
(
へいそく
)
のやうにきりさげ、すゑに扇の地紙の形をきりのこす、これを
数千
(
すせん
)
あつめて青竹にくゝしくだす。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
其子
(
そのこ
)
の身に宿りしより常に
殺気
(
さつき
)
を
帯
(
お
)
べる夢のみ多く、或時は
深山
(
しんざん
)
に迷ひ込みて
数千
(
すせん
)
の
狼
(
おほかみ
)
に囲まれ、一生懸命の勇を
鼓
(
なら
)
して、
其
(
その
)
首領
(
しゆりやう
)
なる
老狼
(
らうらう
)
を
引倒
(
ひきたふ
)
し、
上顎
(
うはあご
)
と
下顎
(
したあご
)
に手をかけて
母となる
(新字旧仮名)
/
福田英子
(著)
憶出
(
おもいだ
)
せばこの琴はまだ
妾
(
わたし
)
が先生の塾に
居
(
お
)
った時分
何時
(
いつ
)
ぞや
大阪
(
おおさか
)
に催された演奏会に、師の君につれられて行く時、
父君
(
ちちぎみ
)
が
妾
(
わたし
)
の初舞台の
祝
(
いわい
)
にと買い
賜
(
たま
)
われたものだ、
数千
(
すせん
)
人の聴客を
以
(
もっ
)
て満たされた
二面の箏
(新字新仮名)
/
鈴木鼓村
(著)
その作りやうは白紙と色かみとを数百枚つきあはせたるを細き
幣束
(
へいそく
)
のやうにきりさげ、すゑに扇の地紙の形をきりのこす、これを
数千
(
すせん
)
あつめて青竹にくゝしくだす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
ある時は
深山
(
しんざん
)
に迷い込みて
数千
(
すせん
)
の
狼
(
おおかみ
)
に
囲
(
かこ
)
まれ、一生懸命の勇を
鼓
(
なら
)
して、その首領なる
老狼
(
ろうろう
)
を引き倒し、
上顎
(
うわあご
)
と
下顎
(
したあご
)
に手をかけて、口より身体までを両断せしに、
他
(
た
)
の狼児は
狼狽
(
ろうばい
)
して
悉
(
ことごと
)
く
遁失
(
にげう
)
せ
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
数
常用漢字
小2
部首:⽁
13画
千
常用漢字
小1
部首:⼗
3画
“数千”で始まる語句
数千地涌
数千仞
数千劫
数千言
数千蓮華