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招牌
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しょうはい
ふりがな文庫
“
招牌
(
しょうはい
)” の例文
人で埋った
華奢
(
きゃしゃ
)
な橋の欄干は、ぎっしりと鯉で詰った水面で曲っていた。人の流れは祭りのように
駘蕩
(
たいとう
)
として、金色の
招牌
(
しょうはい
)
の下から流れて来た。
上海
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
或時は又歩道の丁度真上に、女医生何とかの
招牌
(
しょうはい
)
がぶら下っている所も通れば、漆喰の剥げた塀か何かに、南洋
煙草
(
たばこ
)
の広告びらが貼りつけてある所も通った。
上海游記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
と、洋行が初めての赤げっとよろしく感心したり、強烈な色彩の
招牌
(
しょうはい
)
(カンバン)や招旗(旗カンバン)が街の両側をびっしり埋めているのに驚いたりしていた。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
これをもって
余
(
よ
)
はただ平仮名を用うることを主張す。およそ平仮名の通常たる、
招牌
(
しょうはい
)
、
暖簾
(
のれん
)
、
稟帖
(
ひんちょう
)
、
稗史
(
はいし
)
の
類
(
たぐい
)
、観てみるべし。すなわち余が
舎密の階
(
ものわりのはしご
)
を訳述して同志に
謀
(
はか
)
るゆえんなり。
平仮名の説
(新字新仮名)
/
清水卯三郎
(著)
人込の中で
黄包車
(
ワンポウツ
)
に乗った
妓
(
おんな
)
が、刺繍した小さな
沓
(
くつ
)
を青いランプの上に組み合せて揺れて来た。
招牌
(
しょうはい
)
や
幟
(
のぼり
)
を切り抜けて、彼女の首環の宝石が、どこまでも魚のように光っていった。
上海
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
“招牌”の意味
《名詞》
招 牌(しょうはい)
看板。
(出典:Wiktionary)
招
常用漢字
小5
部首:⼿
8画
牌
漢検準1級
部首:⽚
13画
“招”で始まる語句
招
招聘
招待
招魂社
招伴
招来
招請
招致
招代
招喚