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ふりがな文庫
“
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(
おうそう
)” の例文
妻子は無事に
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(
おうそう
)
したが、帰任するとすぐ、徒の者一人が、「矢崎どのは旅中、上田の妻に不倫なことをしかけた」と訴えて出た。
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
いよいよ罪人
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(
おうそう
)
の日となって、
開封
(
かいほう
)
奉行所の門を一歩出てきた林冲の姿は、もうこの一と月ほどで肉落ち頬骨あらわれて、足もとすらもなよなよしていた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わたしが汽車からとび下りて、
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(
おうそう
)
の
巡査
(
じゅんさ
)
の手からのがれて船に乗った、あの海岸から西へ二十里(約八十キロ)へだたった所に、わたしの美しい
城
(
しろ
)
はあった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
念のため、端公のふところの
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(
おうそう
)
文を調べてみろ! そして早く早く
覚醒薬
(
さましぐすり
)
だ! 李立! もしかそれで生き
甦
(
かえ
)
らなかったら、てめえも生かしちゃおかねえぞ
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
の報が、
斯波
(
しば
)
高経と
高
(
こう
)
ノ
師泰
(
もろやす
)
との連名で、早打ちされてくるし、ひきつづいて、落城のさい、足利勢に捕われた後醍醐の皇太子
恒良
(
つねなが
)
が、現地から都へ、
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(
おうそう
)
されて来た。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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(
おうそう
)
役の刑吏は、
端公
(
たんこう
)
(端役人のこと)の
董超
(
とうちょう
)
と
薛覇
(
せっぱ
)
という男だった。当時、
宋
(
そう
)
代の習慣では、囚人をつれた端公の泊りには、道中の
旅籠屋
(
はたごや
)
でも部屋代無料の定めだった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すぐ前月の六月には、六波羅からこの鎌倉表へ、——日野
俊基
(
としもと
)
をはじめ、宮方陰謀の重大犯とみなさるる僧の
文観
(
もんかん
)
、忠円、
知教
(
ちぎょう
)
、
遊雅
(
ゆうが
)
、
円観
(
えんかん
)
など——あまたな縄付がぞくぞく
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(
おうそう
)
されていた。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
俊基、資朝の鎌倉
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(
おうそう
)
は、あくる朝の十月四日、予定どおりに行われた。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
関東とは、いうまでもなく、現下、足利
直義
(
ただよし
)
のいる鎌倉の府である。——すでに冬も
荒涼
(
こうりょう
)
な十一月十五日——尊氏の一族細川
顕氏
(
あきうじ
)
が警固のもとに、大塔ノ宮は、あずまの空へ
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(
おうそう
)
されて行った。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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(
おうそう
)
の同勢は、やがて東海道の泊りを、かさねていた。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
押
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
送
常用漢字
小3
部首:⾡
9画
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