“文観”の読み方と例文
旧字:文觀
読み方割合
もんかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じつにさまざまな人だったが、硫黄いおう島からよび戻された僧の文観もんかんやら、讃岐さぬきの配所にいた宗良むねなが親王などもそのうちのお一人だった。
東寺とうじの長者、文観もんかん上人の侍者じしゃです。それが浄土寺と東寺とうじのあいだを、ひそかに往来いたしたもようなので」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また、いくばくもなく、南都に遊び洛内にじゅうし、いつか東寺とうじ長者ちょうじゃ、醍醐の座主ざすにまで補せられて、四曼三密しまんさんみつ棟梁とうりょうと、人もゆるし、みずからもすこの文観もんかん
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)