トップ
>
成瀬
>
なるせ
ふりがな文庫
“
成瀬
(
なるせ
)” の例文
「一と晩のうちに撒き切れなかつたと見えて、撒いた殘りの千兩は、帳面を添へて
成瀬
(
なるせ
)
横町の自身番に
抛
(
はふ
)
り込んであつたさうだ」
銭形平次捕物控:302 三軒長屋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
尾張藩主(徳川
慶勝
(
よしかつ
)
)の
名代
(
みょうだい
)
、
成瀬
(
なるせ
)
隼人之正
(
はやとのしょう
)
、その家中のおびただしい通行のあとには、かねて待ち受けていた彦根の家中も追い追いやって来る。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
諸君、今日は
成瀬
(
なるせ
)
〔
仁蔵
(
じんぞう
)
〕君より諸君に向って何か一言述べる様にという事でありました。実は私は教育家でない。
国民教育の複本位
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
この間、
笹子会
(
ささこかい
)
の連中が宅へ来て俳句会をやった時分に、
成瀬
(
なるせ
)
正
(
まさ
)
とし君が、こんな事をいった。
俳句への道
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
一游亭
(
いちいうてい
)
と鎌倉より帰る。
久米
(
くめ
)
、
田中
(
たなか
)
、
菅
(
すが
)
、
成瀬
(
なるせ
)
、
武川
(
むかは
)
など停車場へ見送りに
来
(
きた
)
る。一時ごろ
新橋
(
しんばし
)
着。直ちに一游亭とタクシイを
駆
(
か
)
り、
聖路加
(
せいろか
)
病院に入院中の
遠藤古原草
(
ゑんどうこげんさう
)
を見舞ふ。
大正十二年九月一日の大震に際して
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
尾州の家老
成瀬
(
なるせ
)
氏は犬山に、
竹腰
(
たけごし
)
氏は
今尾
(
いまお
)
に、
石河
(
いしかわ
)
氏は
駒塚
(
こまづか
)
に、その他
八神
(
やがみ
)
の
毛利
(
もうり
)
氏、
久々里
(
くくり
)
九人衆など、いずれも同じ美濃の国内に居所を置き、
食邑
(
しょくゆう
)
をわかち与えられている。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
その前には、背の高い
松岡
(
まつおか
)
と背の低い
菊池
(
きくち
)
とが、
袂
(
たもと
)
を風に翻しながら、並んで立っている。そうして、これも帽子をふっている。時々、久米が、大きな声を出して、「
成瀬
(
なるせ
)
」と呼ぶ。
出帆
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
家へ帰ったら、
留守
(
るす
)
に来た手紙の中に
成瀬
(
なるせ
)
のがまじっている。
紐育
(
ニュウヨオク
)
は暑いから、
加奈陀
(
カナダ
)
へ
行
(
ゆ
)
くと書いてある。それを読んでいると久しぶりで成瀬と一しょにあげ足のとりっくらでもしたくなった。
田端日記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
成瀬
(
なるせ
)
君
出帆
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
成
常用漢字
小4
部首:⼽
6画
瀬
常用漢字
中学
部首:⽔
19画
“成瀬”で始まる語句
成瀬正肥
成瀬隼人正
成瀬屋
成瀬無極
成瀬正義
成瀬様
成瀬正一
成瀬隼人
成瀬九十郎
成瀬銀左衛門