“懐(いと)” の例文
旧字:懷
「悪徒の友なる懐(いと)しき夜(よ)は狼の歩み静(しづか)かに共犯人(かたうど)の如く進み来りぬ。いと広き寝屋(ねや)の如くに、空徐(おもむろ)に閉(とざ)さるれば心焦立(いらだ)つ人は忽(たちまち)野獣の如くにぞなる……」
夜あるき (新字旧仮名) / 永井荷風(著)