“鬱懐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うっかい93.8%
うつかい6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊籍は、さい夫人や蔡瑁が、劉琦をさしおいて、弟の劉琮を国主に立てたことを痛憤して、その鬱懐うっかいを、玄徳へ訴えに来たのであった。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自らもその団体的娯楽によって鬱懐うっかいを散する場合には、なんらの弊害なく、低級なる三味太鼓のざんざめきで、馬鹿囃子をやる如き騒ぎをしても
婦人問題解決の急務 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
豪快な気象もあった人のこととて合間合間には田猟馳聘でんりょうちへいをも事として鬱懐うつかいを開いて喜びとしていた。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)