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憑
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もた
ふりがな文庫
“
憑
(
もた
)” の例文
知られぬ橋手前の
菊菱
(
きくびし
)
おあいにくでござりまするという雪江を二時が三時でもと待ち受けアラと驚く縁の
附際
(
つけぎわ
)
こちらからのように
憑
(
もた
)
せた首尾電光石火早いところを
かくれんぼ
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
我は今無言なり、膝を折りて柱に
憑
(
もた
)
れ、歯を
咬
(
か
)
み、眼を
瞑
(
めい
)
しつゝあり。知覚我を離れんとす、死の
刺
(
はり
)
は我が
後
(
うしろ
)
に来りて
機
(
をり
)
を
覗
(
うかゞ
)
へり。「死」は近づけり、然れどもこの時の死は、生よりもたのしきなり。
我牢獄
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
その時美しい女があってその画舫の窓を
啓
(
あ
)
けてそこに
憑
(
もた
)
れながら
四辺
(
あたり
)
を眺めた。梁は画舫の中へ目をやった。一人の少年が
股
(
あし
)
を重ねて坐り、その傍に十五六の美しい女がいて、少年の肩をもんでいた。
西湖主
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
憑
漢検1級
部首:⼼
16画
“憑”を含む語句
憑依
神憑
狐憑
取憑
憑拠
信憑
憑着
憑入
憑司
憑物
乗憑
憑付
天狗憑
信憑性
憑神
憑移
憑頼
憑體
憑殺
憑魔
...