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慄
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ぶる
ふりがな文庫
“
慄
(
ぶる
)” の例文
「おや李立、てめえ、急にヘンながたがた
慄
(
ぶる
)
いをしだしたじゃねえか。何かあったのかい」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
重い疲労を引き
摺
(
ず
)
りながら、夕方の道を帰って来た。その日町へ出るとき赤いものを吐いた、それが路ばたの
槿
(
むくげ
)
の根方にまだひっかかっていた。堯には
微
(
かす
)
かな身
慄
(
ぶる
)
いが感じられた。
冬の日
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
家の中の
灯
(
ひ
)
は藪からしの繁りを美しくして見せた。二階からはぼんやりした明りよりさして居ない。
真実
(
ほんとう
)
に
冷
(
つめた
)
くなつて来た。白い卓覆ひに指が触れると少し身
慄
(
ぶる
)
ひの
起
(
おこ
)
るのを覚えられる。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
慄
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
“慄”を含む語句
戦慄
慄然
戰慄
震慄
身慄
慄毛
慄々
慄気
慄立
胴慄
大戦慄
顫慄
慄悍
慄動
恐怖戦慄
骨慄
凄慄
寒慄
小慄
心慄
...