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愛妾
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あいせふ
ふりがな文庫
“
愛妾
(
あいせふ
)” の例文
道々、三好屋の隱居が話してくれましたが、この梅屋敷といふのは、三千五百石取の大旗本、本郷丸山の
荻野左仲
(
をぎのさちう
)
の別莊で、住んで居るのは、
愛妾
(
あいせふ
)
お紋の方。
銭形平次捕物控:027 幻の民五郎
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それをまた誰も怪しまない。笑はない。大官の
愛妾
(
あいせふ
)
までが兵士を連れて買物に歩く北京のことだから。——
南京六月祭
(新字旧仮名)
/
犬養健
(著)
申立其場は立去申まじと答ければ感應院の
死去
(
しきよ
)
は全く
毒殺
(
どくさつ
)
と
社
(
こそ
)
知られけり
抑々
(
そも/\
)
此清兵衞と云は
元
(
もと
)
紀伊大納言
光貞卿
(
みつさだきやう
)
御意に入の醫師にて高橋
意伯
(
いはく
)
とて
博學
(
はくがく
)
の者なりしが光貞卿の御
愛妾
(
あいせふ
)
お
作
(
さく
)
の方といふに
密通
(
みつつう
)
なし大納言殿の御眼に
觸
(
ふ
)
れ其方
深山幽谷
(
しんざんいうこく
)
に住居すべし
家督
(
かとく
)
は
悴
(
せがれ
)
へ申付
捨扶持
(
すてふち
)
として五人扶持を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
愛妾
(
あいせふ
)
のお町、
中間
(
ちうげん
)
の勝造、それに庭掃除の親爺三吉をお燗番に、藝妓大小三人、
幇間
(
ほうかん
)
一人を伴れて、晝から漕ぎ出させ、水神まで一と往復した上、夕景から三圍の前に着けさせて
銭形平次捕物控:040 兵庫の眼玉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“愛妾”の意味
《名詞》
愛 妾 (あいしょう)
気に入りの妾。愛する妾。
(出典:Wiktionary)
愛
常用漢字
小4
部首:⼼
13画
妾
漢検準1級
部首:⼥
8画
“愛”で始まる語句
愛
愛嬌
愛想
愛撫
愛宕
愛惜
愛宕山
愛相
愛憎
愛娘