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怯
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おくれ
ふりがな文庫
“
怯
(
おくれ
)” の例文
闇打ちは
卑怯
(
ひきょう
)
なことと、お胸の中で、何処か
怯
(
おくれ
)
がおありでありましたろうし、それに、日頃信心の、神仏の御加護があったためでもござりましたろう。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
急に
怯
(
おくれ
)
が出て、出来る事なら、飛んででも逃げたいやうに思ふ。
心
(
しん
)
が燃えてしまつて、消えさうになつてゐるランプを跡に残して、八はそつと雨戸の間から出た。
金貨
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
去事
(
いざ
)
となると、何だか氣
怯
(
おくれ
)
がする。何處かで、「心細い。」と
囁
(
さゝや
)
くやうな
聲
(
こゑ
)
もする。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
それからは不平の事は日を
逐
(
お
)
うて加はつても、準備の
捗
(
はかど
)
つて行くのを顧みて、
慰藉
(
ゐしや
)
を
其中
(
そのうち
)
に求めてゐた。其間に半年立つた。さてけふになつて見れば、心に
逡巡
(
しゆんじゆん
)
する
怯
(
おくれ
)
もないが、又
踊躍
(
ようやく
)
する
競
(
きほひ
)
もない。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
怯
漢検準1級
部首:⼼
8画
“怯”を含む語句
卑怯
卑怯者
怯気
怯々
怯懦
気怯
物怯
勇怯
怯者
聞怯
御卑怯
怯勇
怯々然
心怯
氣怯
卑怯至極
悪怯
怯弱
怯気々々
怯惰
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