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思慕
ふりがな文庫
“思慕”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しぼ
80.0%
エロス
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しぼ
(逆引き)
「静御前」と云う一人の
上﨟
(
じょうろう
)
の
幻影
(
げんえい
)
の中に、「祖先」に対し、「主君」に対し、「
古
(
いにし
)
え」に対する
崇敬
(
すうけい
)
と
思慕
(
しぼ
)
の情とを寄せているのである。
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
断
(
だん
)
じて非なりと信ずるゆえに、たとえ
当年
(
とうねん
)
の男
伊達
(
だて
)
の意気を
思慕
(
しぼ
)
するとはいえ、こんにちの男一匹は長兵衛そのままを写して
可
(
か
)
なりとは思わぬ。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
思慕(しぼ)の例文をもっと
(8作品)
見る
エロス
(逆引き)
この
思慕
(
エロス
)
は彼の俳句に一貫しているテーマであって、独得の人なつかしい俳味の中で、
葱
(
ねぎ
)
の
匂
(
にお
)
いのように
融
(
と
)
け流れている。
詩の原理
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
即ち「昔々しきりに思う慈母の愛」「春あり成長して浪葉にあり」の情愁で、時間の遠い
彼岸
(
ひがん
)
にある、或る記憶に対するのすたるじや、
思慕
(
エロス
)
の
川辺
(
かわべ
)
への追憶である。
詩の原理
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
思慕(エロス)の例文をもっと
(2作品)
見る
“思慕”の意味
《名詞》
思 慕(しぼ)
思い慕うこと。恋しく思うこと。
(出典:Wiktionary)
思
常用漢字
小2
部首:⼼
9画
慕
常用漢字
中学
部首:⼼
14画
“思”で始まる語句
思
思召
思出
思案
思惑
思惟
思慮
思想
思切
思遣
検索の候補
春怨思慕
“思慕”のふりがなが多い著者
田中英光
邦枝完二
パウル・トーマス・マン
新渡戸稲造
谷崎潤一郎
吉川英治
長谷川時雨
萩原朔太郎