“エロス”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
思慕66.7%
愛の神33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この思慕エロスは彼の俳句に一貫しているテーマであって、独得の人なつかしい俳味の中で、ねぎにおいのようにけ流れている。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
即ち「昔々しきりに思う慈母の愛」「春あり成長して浪葉にあり」の情愁で、時間の遠い彼岸ひがんにある、或る記憶に対するのすたるじや、思慕エロス川辺かわべへの追憶である。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
思ふに彼等は、夜の灯火といふものに対して、何かの或る神秘的なあこがれ、生命の最も深奥な秘密に触れてゐるところの、不思議な恋愛に似た思慕エロスを感じてゐるにちがひない。
月の詩情 (新字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
ヴェルレーヌ、李白りはくに至っては典型的なる純情のニヒリストで、陶酔の刹那せつなに生をけ、思慕エロス高翔こうしょう感に殉死しようとするところの、まことの「詩情の中の詩情」を有する詩人であった。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
仮令愛の神エロスは同名の遊星の如く一般の人々には不必要に思はるゝも古きエロスはかの新しく発見せられたるエロス(星の名)が天文学者の注意を引くが如く人々の注意を奪つたのである。
恋愛と道徳 (新字旧仮名) / エレン・ケイ(著)
愛の神エロスは現在の上に吾人が今や曙光の自覚を有し始めつつある理想的様式を道徳的標準として課することなく依然として渾沌たる性的関係中より世界の改造を持続するであらうといふことを
恋愛と道徳 (新字旧仮名) / エレン・ケイ(著)