心盡こゝろづく)” の例文
新字:心尽
吉原へつとめ奉公にやられたとは扨も/\いたはしき事如何にむかしの恩あればとて夫程までに御夫婦が御心盡こゝろづくしをなされしものを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おくりしにをつと忌日きにちもいつしか八年跡のそらとぞ過行すぎゆきける道之助今年ことし十歳に成けるに親は無とも子はそだつとやら母の手一ツにそだあげたる子ながらもうまれ付ての發明者はつめいものこと幼稚いとけなき心にも母が心盡こゝろづくしの程を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)