トップ
>
御近習
>
ごきんじゅ
ふりがな文庫
“
御近習
(
ごきんじゅ
)” の例文
相「お國様やなにかには少々お話が
出来兼
(
できかね
)
ますから、どうか
御近習
(
ごきんじゅ
)
の方々を皆遠ざけて戴きとう存じます」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
小野は丹後国にて祖父
今安太郎左衛門
(
いまやすたろざえもん
)
の
代
(
だい
)
に召し出されしものなるが、父田中
甚左衛門
(
じんざえもん
)
御旨
(
おんむね
)
に
忤
(
さか
)
い、江戸御邸より
逐電
(
ちくてん
)
したる時、
御近習
(
ごきんじゅ
)
を勤めいたる伝兵衛に、父を尋ね出して参れ
興津弥五右衛門の遺書
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
御主人が
御捕
(
おとら
)
われなすった
後
(
のち
)
、
御近習
(
ごきんじゅ
)
は皆逃げ去った事、
京極
(
きょうごく
)
の
御屋形
(
おやかた
)
や
鹿
(
しし
)
ヶ
谷
(
たに
)
の御山荘も、
平家
(
へいけ
)
の侍に奪われた事、
北
(
きた
)
の
方
(
かた
)
は去年の冬、御隠れになってしまった事、若君も重い
疱瘡
(
もがさ
)
のために
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「では、
御近習
(
ごきんじゅ
)
を、呼んでほしい」
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
山「少々他聞を憚りますから、
御近習
(
ごきんじゅ
)
の衆をお遠ざけ下さいますれば有難う存じます」
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
「
御近習
(
ごきんじゅ
)
の
蘭丸
(
らんまる
)
どの」
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あなたも
嘸
(
さぞ
)
御心配なすったでしょうが、明日こそはお目に懸れます、
併
(
しか
)
し
私
(
わたくし
)
はお役柄の
御近習
(
ごきんじゅ
)
ゆえ、役目に対して残念ながらお目に懸ることが出来ませぬ、あなたはお
名残
(
なごり
)
のためお出でなさいまし
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
近
常用漢字
小2
部首:⾡
7画
習
常用漢字
小3
部首:⽻
11画
“御近習”で始まる語句
御近習任
御近習役
御近習衆