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御尋
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おたづ
ふりがな文庫
“
御尋
(
おたづ
)” の例文
心當
(
こゝろあて
)
に助十樣と
御尋
(
おたづ
)
ね申せしと
始終
(
はじめをは
)
りを物語りけるに兩人は思はず涙を流し
偖々
(
さて/\
)
未
(
いま
)
だ年も行ぬ身を以て百餘里の
道
(
みち
)
を
下
(
くだ
)
り
親公
(
おやご
)
の
骨
(
ほね
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
『始めまして——私は高柳利三郎です。かねて御名前は承つて居りましたが、つい
未
(
ま
)
だ
御尋
(
おたづ
)
ねするやうな機会も無かつたものですから。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
では
一寸
(
ちよつと
)
御尋
(
おたづ
)
ね致したい事がございます。私共の国の先の殿様は大層悪い殿様で無茶苦茶に高い税金を取られまして、もう国中は貧乏になつてしまひました。
蚊帳の釣手
(新字旧仮名)
/
沖野岩三郎
(著)
咄
(
はな
)
せしゆゑ
何
(
なに
)
にしても文右衞門樣の御身の
上
(
うへ
)
が
案
(
あん
)
じらるゝにより
急
(
いそ
)
ぎ只今
御尋
(
おたづ
)
ね申せし
譯
(
わけ
)
又
(
また
)
大恩
(
だいおん
)
請
(
うけ
)
たる文右衞門樣に
何
(
なに
)
意恨
(
いこん
)
あつて
御難儀
(
ごなんぎ
)
になる事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
出すべし御奉行樣の
傍
(
そば
)
に居る
目安方
(
めやすかた
)
の御役人是を
讀上
(
よみあ
)
げ
此書付
(
このかきつけ
)
は何者が認めたるやと
御尋
(
おたづ
)
ねの時
我
(
われ
)
書
(
かき
)
たりと云ひては
惡
(
わる
)
し因て昨日御門へ
這入
(
はひり
)
兼
(
かね
)
て御門前を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
尋
常用漢字
中学
部首:⼨
12画
“御尋”で始まる語句
御尋問