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待機
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たいき
ふりがな文庫
“
待機
(
たいき
)” の例文
そのために、マルモ隊長は、宇宙艇がいつでもこの火星から離陸し、宇宙へとびだすことができる用意をして、
待機
(
たいき
)
していることを命じた。
三十年後の世界
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
待機
(
たいき
)
して居た八五郎は、いきなり逃げ出さうとする利三郎に組み付いたまゝ、縁側から庭の闇へ轉がり落ちたのです。
銭形平次捕物控:177 生き葬ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
待機
(
たいき
)
していたのも、この月の十八日には、いよいよ伊丹城中の離反組が、内部から火の手をあげて、織田軍を誘い入れることになったという機密を事前に知ったからであった。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これは五月九日から
鮎漁
(
あゆりょう
)
が解禁になったので、遠くからやってきて釣場所の
優先権
(
ゆうせんけん
)
を占めようとする人たちが夜中から
待機
(
たいき
)
しているのである。狭い堤防は人の影でうずまっていた。
親馬鹿入堂記
(新字新仮名)
/
尾崎士郎
(著)
辞表を書いて
懐中
(
かいちゅう
)
に持ちながら諸般の事情によりその提出も出来ず
待機
(
たいき
)
しているという不思議な
運命
(
うんめい
)
の下に
暮
(
くら
)
すこと一年で、昭和十一年の新春に、やっと辞表を
平穏
(
へいおん
)
に出すことが出来た。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
▼ もっと見る
此の部隊にも、先刻
佐鎮
(
さちん
)
から、即時
待機
(
たいき
)
の命令が出た。今頃は整備兵らが起されて、仕事にかかっている
筈
(
はず
)
である。夜光虫の誤りだと判ったとき、整備兵たちはどんな思いでまた寝に
就
(
つ
)
くのであろう。
桜島
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
予定としては、昨十九日、岐阜城へ向って、一挙に総攻撃を開始するところであったのが、豪雨と呂久川の出水に
邪
(
さまた
)
げられて、きょうも渡河の見込みなく、一両日、
待機
(
たいき
)
となっていた折であった。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“待機”の意味
《名詞》
待 機(たいき)
機会や命令などがあることに備えて待つこと。
(出典:Wiktionary)
待
常用漢字
小3
部首:⼻
9画
機
常用漢字
小4
部首:⽊
16画
“待”で始まる語句
待
待遇
待合
待乳山
待兼
待遠
待伏
待構
待受
待設