“佐鎮”の読み方と例文
読み方割合
さちん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は、応召以来、佐鎮さちんの各海兵団や佐世保通信隊や指宿いぶすき航空隊で、兵隊として過ごして来た。さまざまの屈辱くつじょくの記憶は、なお胸に生々しい。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
此の部隊にも、先刻佐鎮さちんから、即時待機たいきの命令が出た。今頃は整備兵らが起されて、仕事にかかっているはずである。夜光虫の誤りだと判ったとき、整備兵たちはどんな思いでまた寝にくのであろう。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)