“佐用”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さよ75.0%
さよう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元来彼は郷里の佐用さよでも“たか範家のりいえ”といわれる弓の上手であったが、射落したこの日の鷹は、敵味方をわきかえらせた。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
するとひつじの頃(午後二時)である。さきの日、加古川の宿に残しておいた細作の一人が、まったく方角ちがいな美作みまさか佐用さよ方面からここへたどりついて来た。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もう二十二歳前後には近郷の沢蔵坊という賊魁ぞっかいを討ったり、佐用さよう郡の真島一族を討伐したり、ともあれ姫山の総領が、家の子をひきいて出かければ
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
播磨佐用さよう郡大広村大字末広字王子高下
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)