トップ
>
弁
>
わか
ふりがな文庫
“
弁
(
わか
)” の例文
旧字:
辯
「おもかげに」の類の歌に出てゐる執こいまでの抒情気分は、もう一歩進めれば「春の歌」か「恋歌」かの
弁
(
わか
)
ちがつかなくなる。
短歌本質成立の時代:万葉集以後の歌風の見わたし
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
二人は、一年ぐらいは仲
善
(
よ
)
しだったが、だんだん、いろんなことで、貧富の区別が、
弁
(
わか
)
りはじめると、自然
疎
(
うと
)
くなった。
戦争雑記
(新字新仮名)
/
徳永直
(著)
衣の色さへ
弁
(
わか
)
ち得ざれば
面
(
おもて
)
は況して見るべくも無けれど、浄土の同行の人なるものを、呼びかけて語らばや、名も問はばやと西行は胸に思ひけるが、卒爾に
言
(
ものい
)
はんは
悪
(
あし
)
かるべし
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
実際此辺りまでは神か人かの
弁
(
わか
)
ちさへつかない。万葉人も世が進むにつれて、復活よりも不死、死を経ての力よりも死なぬ命を欲する様になつた。
万葉びとの生活
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
弁
常用漢字
小5
部首:⼶
5画
“弁”を含む語句
弁解
弁別
弁当
花弁
弁疏
一弁
俗説弁惑
通弁
安全弁
弁妄
訥弁
弁駁
陳弁
弁舌
弁口
弁償
抗弁
駄弁
詭弁家
抜弁天
...