-
トップ
>
-
度々
>
-
どゝ
殺し
金子五百兩
奪取り其後藤澤宿の大津屋と申
旅籠屋へ入夫と
相成し處三五郎
度々無心に來りしが
我惡事を皆
悉く
知りたる三五郎なる故
後日の
妨害と存じ
欺きて鈴ヶ森まで
連出し終に三五郎を
貫き候は
劔難の相にて三十日以内に
刄に掛るべき相もあり
旁々斯る
凶惡上將軍の若君たるの理あるべからず如何にも御證據の品は
實なるべきが御當人に於ては
贋者必定と
見究め候依て重役共へ再吟味の儀
度々申立候へども
相許さず
據ろなく
今朝登城仕り高木伊勢守を