トップ
>
帥
>
そつ
ふりがな文庫
“
帥
(
そつ
)” の例文
兄御を、
帥
(
そつ
)
の殿に落しておいて、御自身はのり越して、内相の、大師の、とおなりのぼりの御心持ちは、どうあろうのう——。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
昼に近いころまで源氏は寝室にいたが、そのうちに
帥
(
そつ
)
の宮がおいでになり、三位中将も来邸した。面会をするために源氏は着がえをするのであったが
源氏物語:12 須磨
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
そこで、呉の地方へ舟を廻しますと、あたかも呉の
帥
(
そつ
)
が死んで、その棺にする杉の板が入用だということになったのですが、その土地にはよい板がない。
中国怪奇小説集:09 稽神録(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
隆家
(
たかいへ
)
の卿、
大宰
(
だざい
)
ノ
帥
(
そつ
)
とな
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
何分、
帥
(
そつ
)
の殿のお都入りまでは、何としても、
此儘
(
このまま
)
で置くので御座りましょう。さように、人が申し聞けました。はい。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
丞相
(
じょうしょう
)
(大臣)の
趙鼎
(
ちょうてい
)
が遠く流されて
朱崖
(
しゅがい
)
にあるとき、
桂林
(
けいりん
)
の
帥
(
そつ
)
が使いをつかわして酒や米を贈らせた。
中国怪奇小説集:10 夷堅志(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
帥
(
そつ
)
の宮様はお美しいようでも品がおよろしくなくて王様というくらいにしかお見えになりませんでした
源氏物語:25 蛍
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
の葉を折りて、
帥
(
そつ
)
の
冠
(
かうぶり
)
に
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
其には、難波にある
帥
(
そつ
)
の殿の
立願
(
りゅうがん
)
によって、仏前に
読誦
(
とくしょう
)
した経文の名目が、書き
列
(
つら
)
ねてあった。其に添えて、一巻の縁起文が、此御館へ届けられたのである。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
夜が明けかかると、土地の役人が来て、荊州の
帥
(
そつ
)
があなたを御招待して朝飯をさしあげたいと言った。
中国怪奇小説集:06 宣室志(唐)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
明け方近くなって古い回想から湿った心持ちになった源氏は杯を取りながら
帥
(
そつ
)
の宮に語った。
源氏物語:17 絵合
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
その頃、
成徳
(
せいとく
)
軍の
帥
(
そつ
)
に
王武俊
(
おうぶしゅん
)
という大将があった。
中国怪奇小説集:06 宣室志(唐)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
帥
常用漢字
中学
部首:⼱
9画
“帥”を含む語句
太宰帥
太宰員外帥
総帥
将帥
元帥
員外帥
太宰権帥
軍帥
統帥
帥典侍
大総帥
大宰帥
大元帥
白波帥
統帥権
熊襲梟帥
鬼塚元帥
総帥力
泰不華元帥
総帥格
...