“山頂（さんちよう）” の例文
年中（ねんじゆう）雪（ゆき）に閉（とざ）されてゐた山頂（さんちよう）に夏（なつ）が來（き）て、雪（ゆき）が溶（と）けると、すぐその下（した）には可憐（かれん）な草（くさ）が目（め）も覺（さ）めるばかりに咲（さ）き出（い）でます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) ／ 本多静六(著)
阿蘇（あそ）は日本（につぽん）の活火山中（かつかざんちゆう）、最（もつと）も登（のぼ）り易（やす）い山（やま）であらう。國有鐵道（こくゆうてつどう）宮地線（みやぢせん）の坊中驛（ぼうぢゆうえき）又（また）は宮地驛（みやぢえき）から緩勾配（かんこうばい）の斜面（しやめん）を登（のぼ）ること一里半（いちりはん）ぐらゐで山頂（さんちよう）へ達（たつ）することが出來（でき）る。
火山の話 (旧字旧仮名) ／ 今村明恒(著)