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小遣
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こづけえ
ふりがな文庫
“
小遣
(
こづけえ
)” の例文
好
(
よ
)
いのがあつたら二つばかり
買
(
かつ
)
て
来
(
こ
)
いツて、
姐
(
ねえ
)
さんが
小遣
(
こづけえ
)
を
呉
(
く
)
れやしたから、
何卒
(
どうぞ
)
私
(
わつし
)
に
丁度
(
ちやうど
)
宜
(
よ
)
さそうな
世辞
(
せじ
)
があつたら
売
(
うつ
)
てお
呉
(
く
)
んなせえな。
世辞屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
いくらだと聞くと一貫二百で売るというから、
小遣
(
こづけえ
)
をぶちまけて買って来た——これを持って帰って家で毎日信心をする
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
馬ばかり引いてるから脊骨へないらが
起
(
おこ
)
るかと思ってるよ、昔馴染に、
小遣
(
こづけえ
)
を少しばかりおくんなさえな
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
鎌は詰らねえが宜うがすか、お
前
(
めえ
)
さんと中が悪ければ、
酷
(
ひど
)
い
畜生
(
ちきしょう
)
だなんて
遣
(
や
)
り兼ねえ
性質
(
たち
)
だが、旦那にゃア時々
小遣
(
こづけえ
)
を貰ってる私だから、
何
(
なん
)
とも思やアしねえがネ
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
新「そうかえ夜来るのも極りが悪い様だが、実は少し
小遣
(
こづけえ
)
が無くなって、
外
(
ほか
)
へ泊る訳にいかねえから、看病かた/″\来たのだが、能く御新造さんが承知で旦那を
此方
(
こっち
)
へよこして置くね」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
去年の暮などは忙しい中を
態々
(
わざ/\
)
来てくれて、
私
(
わし
)
に
小遣
(
こづけえ
)
を一両呉れましたが、それも是も
皆
(
みん
)
な御主人さまのお蔭だから、御主人さまの御恩を忘れねえで奉公を
大切
(
でえじ
)
にしろと云いつけて遣りましたよ
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
遣
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“小遣”で始まる語句
小遣銭
小遣錢
小遣帳
小遣取
小遣稼
小遣金
小遣錢位