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對談
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たいだん
東堀へ
向られける勘兵衞は
斯る事の
有とは知らず明日御番所へ
出未だ金は出來ぬと
云ば入牢となるに疑ひなしと思ひ彦兵衞方へ
掛合十兩渡す
對談に致せし所
俄に
捕方踏込で勘兵衞を
先刻より五兵衞へ
尋問中腹の中にて
種々考へ置し故文右衞門方より五ヶ月限りに
受出すべき
對談ゆゑ其意に任せ約定仕つり候事に御座候
然も是なく候へば
御定法通り八ヶ月の
期限に御座候と云ければ越前守殿
微笑まれ然らば文右衞門は餘程
物好と見える
質を