トップ
>
寝首
>
ねくび
ふりがな文庫
“
寝首
(
ねくび
)” の例文
旧字:
寢首
範実 「男は戦場に太刀打ちをするが、女は
寝首
(
ねくび
)
しか
掻
(
か
)
かないのだ。人殺しの罪は変るものか。」
好色
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そ、その
料簡
(
りょうけん
)
がいけねえんだ。
腹
(
はら
)
にあろうがなかろうが、
武士
(
ぶし
)
は
戦略
(
せんりゃく
)
、
坊主
(
ぼうず
)
は
方便
(
ほうべん
)
、
時
(
とき
)
と
場合
(
ばあい
)
じゃ、
人
(
ひと
)
の
寝首
(
ねくび
)
をかくことさえあろうじゃねえか。——さ、ここに
筆
(
ふで
)
と
紙
(
かみ
)
がある。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
別段間者がいるわけでもなく
寝首
(
ねくび
)
をかかれるわけでもなく生命の不安があるわけでもない芸術の世界ですらそうなので、自由の天地へつきはなされ、昨日の作品よりは今日の作品がより良くより高く
家康
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
のみならず鬼が島に生き残った鬼は時々海を渡って来ては、桃太郎の
屋形
(
やかた
)
へ火をつけたり、桃太郎の
寝首
(
ねくび
)
をかこうとした。何でも猿の殺されたのは人違いだったらしいという
噂
(
うわさ
)
である。
桃太郎
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
寝
常用漢字
中学
部首:⼧
13画
首
常用漢字
小2
部首:⾸
9画
“寝”で始まる語句
寝
寝衣
寝台
寝床
寝覚
寝室
寝転
寝惚
寝所
寝呆