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寐
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いね
ふりがな文庫
“
寐
(
いね
)” の例文
「白雲の中に
寐
(
いね
)
ても山をいでゝ塵のちまたに通ふ夢かな」とは我がある時の実際をよみたる吟なりき。
雲のいろ/\
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
妾が血を
焚
(
や
)
いて熱をなすものは何ぞ。妾を病ましむるものは何ぞ。妾は
寤
(
さ
)
めて何をか思へる。妾は
寐
(
いね
)
て何をか夢みたる。おん身の愛憐のみ。おん身の接吻のみ。アントニオよ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
寐
(
いね
)
ても
寐
(
ね
)
つかれずや、コホンコホンと
咳
(
しはぶ
)
く声の、骨身に
徹
(
こた
)
へてセツナそうなるにぞ、そのつど少女は、慌てて父が枕
上
(
もと
)
なる洗ひ洒しの
布片
(
きれ
)
を取りて父に与へ、赤きものの交りたる啖を拭はせて
小むすめ
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
寐
漢検1級
部首:⼧
12画
“寐”を含む語句
仮寐
寐転
寐鎮
夢寐
寐入
寐起
寤寐
転寐
寐轉
寐惚
寐付
御寐
寐顔
寐返
宵寐
寐静
寐坊
一寐入
狸寐入
寐耳
...