“御寐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おやすみ75.0%
およ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あれ、未だお酔ひに成つては可けません。お横に成ると御寐おやすみに成るから、お起きなすつてゐらつしやいまし。さあ、貴方」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
八時を打っても、未だ奥様は御寐おやすみです。旦那様は炉辺で汁の香を嗅いで、憶出おもいだしたように少許すこし萎れておいでなさいました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
『まだ御寐およりませんかな。』とひ/\四五段しごだんのぼつた、中途ちゆうと上下うへした欄干てすりごしかほはせた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)