“寐坊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねぼう66.7%
ねばう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「坊様。あんたあおとっさまとおっさまと夜何をするか知っておりんさるかあ。あんたあ寐坊ねぼうじゃけえ知りんさるまあ。あははは」
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
半歳はんとしちかくたって、或日の朝重吉はいつものように寐坊ねぼうな女を二階へ置いたまま、事務所への出がけ、独り上框あがりがまちで靴をはいていると、その鼻先へ郵便脚夫きゃくふが雑誌のような印刷物二
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そのくせ朝湯あさゆけるは、屹度きつと寐坊ねばうなさるのね」と細君さいくん調戲からかやう口調くてうであつた。小六ころくはらなかこれあに性來うまれつき弱點じやくてんであるとおもんでゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)