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富子
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とみこ
ふりがな文庫
“
富子
(
とみこ
)” の例文
その女子の名は
富子
(
とみこ
)
、やがて富子が都から帰って来ると、豊雄はその家に迎えられたが、二日目の夜になって、豊雄はよきほどに酔って
蛇性の婬 :雷峰怪蹟
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
よき事なりて
即
(
やが
)
て
三〇五
因
(
ちなみ
)
をなしける。かくて都へも
迎
(
むかひ
)
の人を
登
(
のぼ
)
せしかば、此の采女
富子
(
とみこ
)
なるもの、よろこびて帰り来る。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
一人娘の
富子
(
とみこ
)
が、外人の家庭教師と二人で、この十日ほど前からやって来ていた、が、その二人も、今日の午後になって、大嫌いな客がやって来ると
白妖
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
其処で
富子
(
とみこ
)
(恒雄の妻)は孝太郎に彼女の過去をうちあけ、また彼の同情ある慰安の言葉を聞いた。そして其処で咋日の夕方孝太郎と富子とはふと唇と唇と、腕と腕との抱擁を交わしたのである。
囚われ
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
弥兵衛
(
やひょうえ
)
が
十
(
と
)
つかの
剣
(
つるぎ
)
遂に抜きて
富子
(
とみこ
)
を
斬
(
き
)
りて
二
(
ふた
)
きだとなす
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
▼ もっと見る
たらちねの母の
乳房
(
ちぶさ
)
にすがりゐる
富子
(
とみこ
)
をみれば心は
和
(
な
)
ぎぬ
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
大宅の方でも乗り気になり、はなしが順調にはこんで、すぐに婚約をした。そこで、都へむかいの人をやると、この采女をしている
富子
(
とみこ
)
という娘もよろこんで帰ってきた。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
富
常用漢字
小4
部首:⼧
12画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“富”で始まる語句
富
富豪
富貴
富士
富籤
富山
富田
富家
富士山
富裕