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容体
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ようたい
ふりがな文庫
“
容体
(
ようたい
)” の例文
旧字:
容體
懊悩
(
おうのう
)
として
憂
(
うき
)
に
堪
(
た
)
へざらんやうなる彼の
容体
(
ようたい
)
に
幾許
(
いくばく
)
の変も見えざりけれど、その心に水と火の如きものありて
相剋
(
あひこく
)
する苦痛は、
益
(
ますます
)
募りて
止
(
やま
)
ざるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
と宮内はそこへしゃがみこんで、
体
(
からだ
)
の、
容体
(
ようたい
)
をききはじめた。そのようすをみると、かれはしばらく病人となって、この可愛御堂に
閉
(
と
)
じこもっていたものとみえる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
最早
(
もう
)
斯の病人は
六
(
むづ
)
ヶしいと言はれた頃から、まだ幾日となく同じやうな
容体
(
ようたい
)
が続いた。柿田は
家
(
うち
)
のもの皆なから好かれて、田舎出らしい女中ばかりでなく、店のものからも慣々しく言葉を掛けられた。
死の床
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
「そんなに、
容体
(
ようたい
)
があぶないのかね」
爆薬の花籠
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“容体”の意味
《名詞》
容体(ようだい、ようたい)
ありさま。様子。
病気の具合。症状。
(出典:Wiktionary)
容
常用漢字
小5
部首:⼧
10画
体
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“容”で始まる語句
容
容貌
容易
容子
容色
容赦
容姿
容喙
容態
容器