いへ)” の例文
なお、大伴坂上郎女おおとものさかのうえのいらつめの歌に、「ひさかたの天の露霜置きにけりいへなる人も待ち恋ひぬらむ」(巻四・六五一)というのがあり、これも憶良の歌の影響があるのかも知れぬ。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
先づ赤穴丹治がいへにいきて、一二三姓名をもていひ入るるに、丹治迎へしやうじて、一二四つばさある物の告ぐるにあらで、いかでしらせ給ふべきいはれなしと、しきりに問もとむ。左門いふ。
火炎ほのほいへとなるものを
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
火炎ほのほいへとなるものを
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)