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孕
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はらみ
ふりがな文庫
“
孕
(
はらみ
)” の例文
この文は鹿持翁の筆なればおおよそ小百年前のことにして
孕
(
はらみ
)
のジャンはこのほどの昔よりもすでにその伝があったことが知れる(後略)。
怪異考
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
弟さらばとて明玉をとりいだし
鍛冶
(
かぢ
)
する
鑕
(
かなとこ
)
の上にのせ
䤶
(
かなつち
)
をもて力にまかせて打ければ、をしむべし明玉
砕破
(
くだけて
)
内に白玉を
孕
(
はらみ
)
しがそれも
砕
(
くだ
)
け、水ありて
四方
(
あたり
)
へ
飛散
(
とびちり
)
けり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
これより
妾
(
わたし
)
の使いまする独楽は、その四国太夫の製法にかかわる、
直径
(
さしわたし
)
一尺の
孕
(
はらみ
)
独楽、用うる紐は一丈と八尺、麻に絹に女の髪を、
綯
(
な
)
い交ぜにしたものにござります。
仇討姉妹笠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
弟さらばとて明玉をとりいだし
鍛冶
(
かぢ
)
する
鑕
(
かなとこ
)
の上にのせ
䤶
(
かなつち
)
をもて力にまかせて打ければ、をしむべし明玉
砕破
(
くだけて
)
内に白玉を
孕
(
はらみ
)
しがそれも
砕
(
くだ
)
け、水ありて
四方
(
あたり
)
へ
飛散
(
とびちり
)
けり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
その怪異の第一は、自分の郷里
高知
(
こうち
)
付近で知られている「
孕
(
はらみ
)
のジャン」と称するものである。
怪異考
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
▼ もっと見る
ところが先年
筑波山
(
つくばさん
)
の北側の
柿岡
(
かきおか
)
の盆地へ行った時にかの地には珍しくない「地鳴り」の現象を数回体験した。その時に自分は全く神来的に「
孕
(
はらみ
)
のジャンはこれだ」と感じた。
怪異考
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
卞和
(
へんくわ
)
が玉も
剖之
(
これをわれば
)
中
(
うち
)
果
(
はたして
)
有玉
(
たまあり
)
といへば、石中に玉を
孕
(
はらみ
)
たる事
鍛冶
(
かぢ
)
の
砕
(
くだき
)
たる玉
卞和
(
へんくわ
)
が玉に
類
(
るゐ
)
せり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
焔が靡く度にそれがゆらゆらと揺れて何となく凄い。
孕
(
はらみ
)
の鼻の陰に泊っている帆前船の舷燈の青い光が、大きくうねっている。岬の上には警報台の赤燈が鈍く灯って波に映る。
嵐
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
卞和
(
へんくわ
)
が玉も
剖之
(
これをわれば
)
中
(
うち
)
果
(
はたして
)
有玉
(
たまあり
)
といへば、石中に玉を
孕
(
はらみ
)
たる事
鍛冶
(
かぢ
)
の
砕
(
くだき
)
たる玉
卞和
(
へんくわ
)
が玉に
類
(
るゐ
)
せり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
種崎の渡しの方には、茶船の旗が二つ見えて、池川の雨戸は空しく締められてこれも悲しい。
孕
(
はらみ
)
の山には紅葉が見えて美しい。碇を下ろして皆端艇へ移る。例のハイカラは浜行の茶船へのる。
高知がえり
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
かならず此
婦
(
をんな
)
当年
(
このとし
)
孕
(
はらみ
)
男を
生
(
うむ
)
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
かならず此
婦
(
をんな
)
当年
(
このとし
)
孕
(
はらみ
)
男を
生
(
うむ
)
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
孕
漢検1級
部首:⼦
5画
“孕”を含む語句
孕婦
孕石
妊孕
孕児
孕子
孕独楽
孕環
孕産
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孕石忠弥
孕鹿
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相孕