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姨
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をば
ふりがな文庫
“
姨
(
をば
)” の例文
「何も今更
謝
(
あやま
)
ることは無いよ。一体今度の事は
翁
(
をぢ
)
さん
姨
(
をば
)
さんの意から出たのか、又はお前さんも得心であるのか、それを聞けば
可
(
い
)
いのだから」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
又国に
僧
(
ほふし
)
尼無し、是に於いて汝が父
多須那
(
たすな
)
、
橘豊日
(
たちばなのとよひの
)
天皇(用明天皇)の為に
出家
(
いへで
)
し、仏法を
恭
(
つつし
)
み
敬
(
ゐやま
)
ひたり、又汝が
姨
(
をば
)
島女
(
しまめ
)
初めて出家して、諸尼の
導者
(
みちびき
)
として、
釈教
(
ほとけのみのり
)
を
修行
(
おこな
)
ふ。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
それは「
姨
(
をば
)
捨てん
湯婆
(
たんぽ
)
に
燗
(
かん
)
せ星月夜」と「
黒塚
(
くろづか
)
や
局女
(
つぼねをんな
)
のわく火鉢」との二句である。
点心
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
次に
伊美賀古
(
いみがこ
)
の王、次に山代の王、次に妹
大伴
(
おほとも
)
の王、次に櫻井の
玄
(
ゆみはり
)
の王、次に
麻怒
(
まの
)
の王、次に橘の本の
若子
(
わくご
)
の王、次に
泥杼
(
ねど
)
の王(十三柱。)また岐多志比賣の命が
姨
(
をば
)
、
小兄
(
をえ
)
比賣に娶ひて
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
それで僕は考へたのだ、これは一方には
翁
(
をぢ
)
さんが僕を説いて、お前さんの方は
姨
(
をば
)
さんが説得しやうと云ふので、無理に
此処
(
ここ
)
へ連出したに違無い。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
ここにその御
姨
(
をば
)
飯豐
(
いひとよ
)
の王、聞き歡ばして、宮に
上
(
のぼ
)
らしめたまひき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
翁
(
をぢ
)
さん
姨
(
をば
)
さんに迫られて、余義無くお前も承知をしたのならば、僕の考で破談にする
方
(
ほう
)
は
幾許
(
いくら
)
もある。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
姨
漢検1級
部首:⼥
9画
“姨”を含む語句
姨捨山
姨捨
阿姨
姨娘
姨君
姨夫
御姨玉依比売
玉姨
老姨