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妖女
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えうぢよ
ふりがな文庫
“
妖女
(
えうぢよ
)” の例文
或
(
ある
)
山の村に、きれいな、青い湖水がありました。その湖水の底には、
妖女
(
えうぢよ
)
の王さまが、三人の王女と一しよに住んでゐました。
湖水の鐘
(新字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
……
中
(
なか
)
に、
紅絹
(
もみ
)
の
切
(
きれ
)
に、
白
(
しろ
)
い
顏
(
かほ
)
の
目
(
め
)
ばかり
出
(
だ
)
して
褄折笠
(
つまをりがさ
)
の
姿
(
すがた
)
がある。
紅茸
(
べにたけ
)
らしい。あの
露
(
つゆ
)
を
帶
(
お
)
びた
色
(
いろ
)
は、
幽
(
かすか
)
に
光
(
ひかり
)
をさへ
放
(
はな
)
つて、たとへば、
妖女
(
えうぢよ
)
の
艷
(
えん
)
がある。
庭
(
には
)
に
植
(
う
)
ゑたいくらゐに
思
(
おも
)
ふ。
くさびら
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
冷やにならびうかがへる
妖女
(
えうぢよ
)
のつらね
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
「何、だいぢやうぶです。
私
(
わたし
)
はあすこへいつたつて、けつして
妖女
(
えうぢよ
)
なんぞにまけはしません、安心してゐて下さい。」
湖水の鐘
(新字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
灰色の
妖女
(
えうぢよ
)
の
冷
(
ひや
)
やきうすわらひ。
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
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或
(
ある
)
晩、番人のおぢいさんは、神さまが、湖水の下の
妖女
(
えうぢよ
)
の王の御殿へつれてつて下すつて、盗まれた鐘がかくしてあるのを見せて下すつた夢を見ました。
湖水の鐘
(新字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
“妖女”の意味
《名詞》
容姿が美しく男性を惑わす女性。妖婦。
魔女。
(出典:Wiktionary)
妖
常用漢字
中学
部首:⼥
7画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“妖女”で始まる語句
妖女神
妖女物語