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妃嬪
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ひひん
ふりがな文庫
“
妃嬪
(
ひひん
)” の例文
乃
(
すなわ
)
ち
曹国公
(
そうこくこう
)
李景隆
(
りけいりゅう
)
に命じ、兵を調して
猝
(
にわか
)
に河南に至り、周王
橚
(
しゅく
)
及び
其
(
そ
)
の
世子
(
せいし
)
妃嬪
(
ひひん
)
を
執
(
とら
)
え、爵を削りて
庶人
(
しょじん
)
となし、
之
(
これ
)
を
雲南
(
うんなん
)
に
遷
(
うつ
)
しぬ。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「みかどはおひとりでいらせられます。かしずく後宮の私たちは、
廉子
(
やすこ
)
さまはじめ二十人もの
妃嬪
(
ひひん
)
で
御寵
(
おんちょう
)
を
競
(
きそ
)
っていました。どうして真実が生れ出ましょう」
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
女王は身の丈甚だ高からず、
面
(
おもて
)
の輪廓鋭くして、黒き目は稍〻
陷
(
おちい
)
りたり。衣裳つきはいと惡し。無遠慮に評せば、擬人せる
貧窶
(
ひんく
)
の
妃嬪
(
ひひん
)
の
裝束
(
さうぞく
)
したるとやいふべき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
末の妹の勾当ノ内侍も後宮に入って、あまたな
妃嬪
(
ひひん
)
のうちでさえかがやく
寵幸
(
ちょうこう
)
を身一つにほこっていた。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
また、まわりの
妃嬪
(
ひひん
)
や、貴族たちにあります。が、従来は、触れ得ない所でした。今日では、ここもふつうに書けます。“新しい平家”が書かれてもよいと思ってやり出した
所以
(
ゆえん
)
です。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
これは、上皇が、お
好
(
この
)
みによるものか、あるいは、側近から生じた流行かわからないが、とにかく鳥羽院を中心として、近年、
妃嬪
(
ひひん
)
や公卿の服飾が、華奢になってきたことは、非常なものである。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
妃嬪
(
ひひん
)
、百官も、こぞって、おあとに従い、加茂の神前へ、
歩
(
ほ
)
を運んだ。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
妃
常用漢字
中学
部首:⼥
6画
嬪
漢検1級
部首:⼥
17画
“妃”で始まる語句
妃
妃車
妃小屋
妃妾
妃様
妃達
妃合爾合
妃皇女山辺