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女太夫
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おんなだゆう
ふりがな文庫
“
女太夫
(
おんなだゆう
)” の例文
すると
本所
(
ほんじょ
)
北割下水
(
きたわりげすい
)
に、
座光寺源三郎
(
ざこうじげんざぶろう
)
と云う旗下が有って、これが
女太夫
(
おんなだゆう
)
のおこよと云う者を
見初
(
みそ
)
め、浅草
竜泉寺
(
りゅうせんじ
)
前の
梶井主膳
(
かじいしゅぜん
)
と云う
売卜者
(
うらないしゃ
)
を頼み
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
舞台では今し水芸の
女太夫
(
おんなだゆう
)
白秀英
(
はくしゅうえい
)
が観客の大
喝采
(
かっさい
)
をあびてサッと
緞帳
(
どんちょう
)
のうしろに姿をかくしたところらしい。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その顔は、まがいもなく、さっきの美しい
女太夫
(
おんなだゆう
)
、即ち賊の娘の文代なのだ。
魔術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
今は大方宅地になって居るが、以前は粗末な草花を作っている植木屋がいたり、金魚を作って居る家があったり、昔はこういう辺りから
女太夫
(
おんなだゆう
)
などが出たのではないかと思うような所もある。
寺町
(新字新仮名)
/
岩本素白
(著)
容貌
(
きりよう
)
よき
女太夫
(
おんなだゆう
)
の
笠
(
かさ
)
にかくれぬ
床
(
ゆか
)
しの頬を見せながら、
喉自慢
(
のどじまん
)
、腕自慢、あれあの声をこの町には聞かせぬが憎くしと筆やの女房舌うちして言へば、店先に腰をかけて
徃来
(
ゆきき
)
を
眺
(
なが
)
めし湯がへりの美登利
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
此の女が悪い奴で、それで揉めて十八九の時兄様は行方知れず、するとねえ、本所北割下水に、座光寺源三郎と云う、
矢張
(
やっぱり
)
旗下が有って、其の旗下が
女太夫
(
おんなだゆう
)
を奥方にした事が
露
(
あら
)
われて、お宅番が付き
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“女太夫”の解説
女太夫(おんなだゆう、おんなたゆう)は、女の門付け芸人のこと。江戸時代に、菅笠をかぶって各戸を訪ね歩き、三味線・胡弓の弾き語りをして物乞いをした。正月には鳥追い笠をかぶって鳥追いとなって、鳥追い唄を歌って家々を回った。また、浄瑠璃・水芸・奇術などの演芸をする女芸人のことも指す。
(出典:Wikipedia)
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
“女”で始まる語句
女
女子
女房
女性
女中
女王
女郎花
女将
女郎
女形