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奇観
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きくわん
外套は
日蔭町物の
茶羅紗を
黄に
返したやうな、
重いボテ/\したのを着て、
現金でなくちや
可かんよとなどゝ
絶叫する
様は、
得易からざる
奇観であつたらうと
想はれる
唐土と日本とをおつからめて火井の
最第一といふべし、是を見たる事越遊の一
奇観なり。唐土に火井の
在る所北の
蜀地に
属す、日の本の火井も北の越後に在り、
自然の
地勢によるやらん。
唐土と日本とをおつからめて火井の
最第一といふべし、是を見たる事越遊の一
奇観なり。唐土に火井の
在る所北の
蜀地に
属す、日の本の火井も北の越後に在り、
自然の
地勢によるやらん。
雪国にうまれたる目にさへその
奇観ことばには
尽しがたし。