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天子様
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てんしさま
ふりがな文庫
“
天子様
(
てんしさま
)” の例文
旧字:
天子樣
徳川家が将軍に
成
(
な
)
った末で余り勢いは強くなかったけれども、とにかく将軍というものが政権を持っておってその上に
天子様
(
てんしさま
)
がおられるという。
模倣と独立
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「兵隊に出すのが嫌だなンか云うことァ出来ねえだ。何でも大きくなる時節で、
天子様
(
てんしさま
)
も
国
(
くに
)
を広くなさるだから」と云う。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
それに
俺等
(
わしら
)
が
献納
(
けんのう
)
した愛国号も百台ほどあるしサ、そこへもってきて、日本の軍人は強いぞ、
天子様
(
てんしさま
)
のいらっしゃるこの東京へなんぞ、一歩だって敵の飛行機を近付けるものか。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
天子様
(
てんしさま
)
のおそばに
仕
(
つか
)
えて、
天文
(
てんもん
)
や
占
(
うらな
)
いでは
日本
(
にっぽん
)
一の
名人
(
めいじん
)
という
評判
(
ひょうばん
)
だったのを
幸
(
さいわ
)
い、ある
時
(
とき
)
悪右衛門
(
あくうえもん
)
は
道満
(
どうまん
)
に
頼
(
たの
)
んで、
来
(
き
)
て
見
(
み
)
てもらいますと、
奥方
(
おくがた
)
の
病気
(
びょうき
)
はただの
薬
(
くすり
)
では
治
(
なお
)
らない
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“天子”で始まる語句
天子
天子樣
天子蒙塵