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大笑
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たいしょう
ふりがな文庫
“
大笑
(
たいしょう
)” の例文
二郎が苦笑いしてこの将軍の
大笑
(
たいしょう
)
に
応
(
こた
)
え奉りしさまぞおかしかりける。将軍の
御齢
(
おんとし
)
は三十を一つも越えたもうか、二郎に比ぶれば四つばかりの兄上と見奉りぬ。
おとずれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
思わず
罵
(
ののしっ
)
た。この馬鹿野郎、貴様は何だ、
何
(
な
)
ぜ名を云て
呉
(
く
)
れんか、
乃公
(
おれ
)
は怖くて
堪
(
たま
)
らなかったと云て、奥に通して色々世間話をして、共々に
大笑
(
たいしょう
)
した事がある。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
役所よりの
帰途
(
きと
)
、予が家に
立寄
(
たちよ
)
り、今日
俸給
(
ほうきゅう
)
を受取りたりとて、
一歩銀
(
いちぶぎん
)
廿五両
包
(
づつみ
)
二
個
(
こ
)
を
手拭
(
てぬぐい
)
にくるみて
提
(
さ
)
げ来られ、予が
妻
(
さい
)
に
示
(
しめ
)
し、
今日
(
きょう
)
貰
(
もらっ
)
て来ました、
勇気
(
ゆうき
)
はこれに在りとて
大笑
(
たいしょう
)
せられたり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
大笑
(
たいしょう
)
の奥には熱涙が
潜
(
ひそ
)
んでいる。
雑談
(
じょうだん
)
の底には
啾々
(
しゅうしゅう
)
たる
鬼哭
(
きこく
)
が聞える。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
案内役らしい背のひょろ高い男が、一行を振りかえって
大笑
(
たいしょう
)
した。
鬼仏洞事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
一座
大笑
(
たいしょう
)
を
催
(
もよお
)
したことがある。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“大笑”の意味
《名詞》
大笑(たいしょう)
大笑い。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
笑
常用漢字
小4
部首:⽵
10画
“大笑”で始まる語句
大笑面