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大家
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おほや
ふりがな文庫
“
大家
(
おほや
)” の例文
「それはもう、鹽磨きで、水の使ひやうが荒過ぎるつて、
大家
(
おほや
)
さんから
小言
(
こごと
)
をくひましたよ、何しろ若くて獨り者で、良い男だ」
銭形平次捕物控:298 匕首の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
入間道
(
いりまぢ
)
の
大家
(
おほや
)
が原のいはゐづら引かばぬるぬる
吾
(
わ
)
にな絶えそね (同・三三七八)
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
大家
(
おほや
)
さんは何処か聞いてみませう。
百三十二番地の貸家
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
押鎭
(
おししづ
)
め誰かと思へば
大家
(
おほや
)
さん
大層
(
たいそう
)
御機嫌で御座りますねヘイヤ
澤山
(
たんと
)
もやらねど今
其所
(
そこ
)
で
一寸
(
ちよつと
)
一杯やつたばかりさ夫は
然
(
さう
)
とお光さん今日
新版
(
しんぱん
)
の本が
出來
(
でき
)
て未だ
封切
(
ふうきり
)
もしないのが澤山あるが日が
暮
(
くれ
)
たら
迫
(
せめ
)
て
畫
(
ゑ
)
だけも見にお出
而
(
そし
)
て今夜は
母親
(
おふくろ
)
は大師河原の親類へ泊り
掛
(
がけ
)
にと行て留守
内
(
うち
)
には
吾儕
(
わたし
)
一人限
(
ひとりぎり
)
ゆゑ必ずお出の色目
遣
(
づか
)
ひお光は
恨
(
うらみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
大家
(
おほや
)
の
庇
(
ひさし
)
の下を通して貰ふか、
猿
(
ましら
)
のやうに足場を
攀
(
よ
)
ぢ登るか、でなければ、表通りをグルリと廻る外はありません。
銭形平次捕物控:236 夕立の女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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「
大家
(
おほや
)
か借金取か、それとも叔母さんか」
銭形平次捕物控:109 二人浜路
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“大家”の意味
《名詞》
(たいか)その道で特に優れている人。
(たいか、たいけ)家柄の良い家。
(おおや)貸家の持ち主。家主。
(おおや)(廃語)江戸期に長屋などで家主から借手の世話を任された者。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“大家”で始まる語句
大家内
大家数
大家根
大家先生