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大伝馬町
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おおでんまちょう
ふりがな文庫
“
大伝馬町
(
おおでんまちょう
)” の例文
旧字:
大傳馬町
海賊橋から江戸橋を渡って、
伊勢町
(
いせちょう
)
を突き当たると
大伝馬町
(
おおでんまちょう
)
、そこから左へ曲がると、もう
雛市
(
ひないち
)
の始まっている
十軒店
(
じゅっけんだな
)
の通りでした。
右門捕物帖:37 血の降るへや
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
万巻楼の主人は
大伝馬町
(
おおでんまちょう
)
の
袋屋亀次郎
(
ふくろやかめじろう
)
で、これより
先
(
さき
)
保の
初
(
はじめ
)
て訳したカッケンボスの『米国史』を引き受けて、前年これを発行したことがある。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
自働車の止まったのは
大伝馬町
(
おおでんまちょう
)
である。同時に乗客は三四人、一度に自働車を降りはじめた。宣教師はいつか本を
膝
(
ひざ
)
に、きょろきょろ窓の外を眺めている。
少年
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「幸吉、お前、これから直ぐに
大伝馬町
(
おおでんまちょう
)
の勝田さんへ使いに行ってくれ、急ぎの用だから、早く……」
幕末維新懐古談:17 猫と鼠のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
越後屋
(
えちごや
)
と対抗した江戸一流の呉服屋で、呉服の外に、
大伝馬町
(
おおでんまちょう
)
、
金吹町
(
かなぶきちょう
)
などに
唐物屋
(
とうぶつや
)
、米屋、金物屋などの店を持ち、今の
百貨店
(
デパート
)
を幾つにも割ったような豪勢な商売をしている店でした。
銭形平次捕物控:029 江戸阿呆宮
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
前だれがけに角帯をしめた日本橋
大伝馬町
(
おおでんまちょう
)
へんの
大店
(
おおだな
)
の若者か、芝居の替り目ごとに新番付を配りに来る芝居茶屋の若い衆か、近くの
河岸
(
かし
)
に住む町家のおかみさんや娘などの人たちでした。
力餅
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
塩町
(
しおちょう
)
から
大伝馬町
(
おおでんまちょう
)
に出る。本町を横切って、
石町河岸
(
こくちょうがし
)
から
龍閑橋
(
りゅうかんばし
)
、
鎌倉河岸
(
かまくらがし
)
に掛る。次第に人通が薄らぐので、九郎右衛門は手拭を出して
頬被
(
ほおかぶり
)
をして、わざとよろめきながら歩く。
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
江戸
大伝馬町
(
おおでんまちょう
)
の豪家
佐久間某
(
さくまなにがし
)
の家の下女お竹と申すものが、
勿体
(
もったい
)
なくも大日如来の化身であったという寛永年間の伝説を詠んだもので、そのことは
斎藤月岑
(
さいとうげっしん
)
の有名な『武江年表』にも載っており
奇談クラブ〔戦後版〕:15 お竹大日如来
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“大伝馬町(日本橋大伝馬町)”の解説
日本橋大伝馬町(にほんばしおおでんまちょう)は、東京都中央区の地名で、旧日本橋区に当たる日本橋地域内に位置する。「丁目」の設定のない単独町名である。郵便番号は103-0011。
(出典:Wikipedia)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
伝
常用漢字
小4
部首:⼈
6画
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“大伝馬”で始まる語句
大伝馬
大伝馬船